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いよいよ2006年も終わりに近づいてきました。
またあっという間に一年過ぎてしまったかとも思いますが、やっと一年が過ぎてくれて嬉しいなと思うこともあります!! ちょっと長くなりますが。。。 実はウィーン・フィルとオーストリアの新聞社Kurierとのコラボレーションによって素晴らしい企画が生まれたのです。 新聞社は、新聞の定期(予約)購読者のために、特別にウィーン・フィルの録音を使用し定期・CD・シリーズを発行したいと言ってきました。 リリースは毎月一枚。 定期(予約)購読者は新聞社を通しこの定期・CD・シリーズを特価で購入でき、定期(予約)購読者で無い人は新聞社を通して、ウィーン・フィル・ショップ、もしくはウィーン・フィル・オンラインショップを通して定価で購入できる。 ここまでは案外簡単でしたが、さて何の録音を使おうか? ウィーン・フィルは(自分で言うのも変ですが)スタジオ録音も良い物を出していると思いますが、やはりライブ録音にはライブ録音にしか出せない何かがあると思います。 ライブ録音にしかない空間がある。。。とでも言うのでしょうか? そこで資料室にある録音をチェックしたらなんと、今までレコード化、CD化されていない録音が、しかもライブ録音が大量に出てきました! もともと資料室にあったこの録音を、リマースタリングした上で、登録し直しデジタル化する計画はあったので今回をきっかけに本格的に取り掛かり、一部をこのWPH-Liveシリーズでリリースしようという事になりました。 12ヶ月で12枚。 12人の指揮者。 モーツァルト・イヤーなので、どのCDにも(1-11)モーツァルトの作品が少なくとも一曲は載せる。 12枚目は、1941年のウィーン・フィル初ニューイヤー・コンサートをリリース。 アイデアが条件に変わっていきどんどん揃っていきましたが、誰が受け持つのか。。。 音源の整理、リストレーションとリマースタリングは、打楽器の同僚”太鼓のトニー”A.M.氏とマスターステーション・スタジオが受け持ち、グラフィックデザインの方は新聞社Kurierが受け持つことになりました! 決定されたのが2005年12月、2006年1月が初CDのリリース。。。 それからは一年にかけての毎月リリース。。。 A.M.氏に話を聞いてみた所、決めたからにはやり遂げる、でももしどこかで何か問題があったらスケジュール通りに行かないので大変な事になるという危険があったので、WPH-Recordsのラベルの設立を初め大変な一年だったそうです。。。 もともと、新聞紙の定期読者用として始まった定期・CD・シリーズは、噂がどんどん広まり、世界中の注目を集め始めたので、2006年は新聞社Kurierとオーストリア限定、2007年中には、世界中にディストリビュートされるそうです!! 今回のシリーズのリリースの話を聞き、すでに色々な所からオファーがきているので、近い将来、またこのようなシリーズが出せる事を楽しみにしています!! これって素晴らしい企画、アイディアだと思います! A.M.氏、お疲れ様でした。 K
by kwien
| 2006-12-23 22:38
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